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筆者が釣り日誌・釣りノートを書くいくつかの理由とホントの理由(前編)

筆者が釣り日誌・釣りノートを書くいくつかの理由とホントの理由(前編)

上達するには、ノートだ。

何事かに「上達したい」と思った時、どんなアプローチがあるでしょうか。

とにかくそのコトを繰り返す、やりこむ。言うまでもなく、これは最優先です。あるいは、そのコトについて書かれた本を読む、というのもあると思います。これもひとつの道ですね。他にも、仲間を作るとか高い道具を買うとか……、いろいろあると思います。

その中でも筆者が重要と考えているのは、ノートを取ること、です。釣り日誌、釣りノートを書き込むことです。一般バサーは必須なんじゃないか、と思っているぐらいの勢いです。本記事では、そう考える理由についてお話したいと思います。

<編集部より>このコラムの著者、山田Uさんは、関東在住のおじさんバサー(笑)。
弊社社長が山田さんと銀座ルノアールでだべっていたところ、山田さんの釣りノートに興味がわき、執筆を依頼した次第です。
山田さんのお仕事は、アカデミックな知識を要求される分野。
その経験を活かした、バス釣りが上達するノートのお話を、前後編でお届けします。

前提:何を書くのか

まず、ここで言う釣り日誌、釣りノートがどんなものかを定義しておきましょう。以下のようなことがらが、紙かデジタルかを問わず、残されているものとしておきます。

  • 釣行記録
    • 日時
    • 天気
    • 水温
    • 場所、移動経路
    • タックル
    • 使ったルアー、リグ
    • 釣れたルアー、リグ
  • 釣りに関するメモ
    • 気づいたこと
    • 考えたこと
    • アイデア
    • 雑誌やウェブで見た有益な情報 等

何を書くのか、というのも釣り日誌のひとつの課題かもしれませんが、いったん、ここではすぐに思いつく、上記のような内容としておきます。

 

釣り日誌・釣りノートを書くべき理由その1 単純に、忘れてしまう

まずは、忘れてしまうから書き留めておく、という単純な理由です。

みなさん、釣りの頻度はどのくらいでしょうか。釣り場の近所に住んでいて毎朝やってる、というひともいらっしゃるかもしれませんが、たいていの場合、週イチとか月イチとか、そのぐらいの頻度なのではないでしょうか。筆者もそういうレベルです。平日は仕事をしていて、まあまあその内容について考えていたりします。よって、バスのことは断続的にしか考えられません。

そうなると、釣りの記憶は失われます。個人差があるでしょうが、細かいことからどんどん忘れていきます。「ネコリグで釣れた時、カットテールのハチマキから上に3節目にフックを刺してた云々」とか、ぜったいに憶えていられません(笑)。

そこで、ノートです。記憶が確かなうちに書いておくことで、後からそれを見て再現できます。もう一度、実際にバスが釣れた自信のあるリギングで、あのスイートスポットに入れ込めるわけです。

紛れもなく長年日本のバスフィッシング界を牽引してきた下野正希さんも、同じことを著書で語っています。下野さんは、バス釣りのノートはあまりつけないようです。本当に、忘れたらこまることだけ。しかし、趣味のヘラブナ釣りに関しては、ハリスの太さやらエサの配合やら、本当に几帳面に記録に残しているようです。これは、以下のような理由です。

これはもうバスのデータで頭の中がいっぱいやから、覚えられることやないから、ノートに書いとくしかないわね。

下野正希バスフィッシング教書 P.52

『下野正希バスフィッシング教書』https://www.amazon.co.jp/dp/4381102363

バス釣りのことは覚えていられるけど、趣味のヘラ釣りは忘れてしまう。だからノートをつけておく。これは筆者のケースで言えば、仕事と、趣味のバス釣りの関係と同じです。

余談ですが、この下野さんの著書、非常に面白いです(もう20年以上前の本ですね…… :-0 )。古い本ですが、内容は古びてません。そして何より、あとがきのラスト3行が衝撃的過ぎます。

また、最近の研究では、よりよい学習のためには「思い出す」作業が重要であると言われています。ごくざっくり言うと、忘れたころにまた思い出す努力をすると記憶は定着する、というものです(「想起練習効果」と名付けられているようですので、ご興味のある方は検索してみてください)。

釣りノートで言えば、書く段階でまず思い出すことになりますし、折に触れ読み返すことで、また記憶が蘇り、より良く学ぶことができ、結果として釣りの経験が深まる、と解釈して良いのではないでしょうか。

▽後編はこちら。

筆者が釣り日誌・釣りノートを書くいくつかの理由とホントの理由(後編)

<編集部より>

後編を待たずして、早く実際にノートを書くコツを教えて欲しい!という方はこちらもおすすめ!

山田UさんがEvernoteを使った釣りノートのつけ方を教えてくれました。

釣りのログ・記録をどう残すか?━アプリを使いこなすいくつかのアイデア

書いた人

山田 U
東京在住オジさんバサー。釣りは6歳から。でも下手の横好き。バスは河口湖育ち、現在のホームは霞ヶ浦、北浦。CCRを聞きながら水郷へ向かうのが好き。フェイバリットルアーはビッグバド。

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