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釣れるルアーをどう見つけるか?〜その戦略・極々私的なアイデア

釣れるルアーをどう見つけるか?〜その戦略・極々私的なアイデア

釣れるルアーをどう見つけるか? ……なかなかの難題ですね。

筆者のことを言えば、まず、ルアーの善し悪しをパッと見抜くような技量があるわけではありません。じゃあ実績で、と考えても、そもそも今のフィールドはそれほどたくさん釣れる状況ではないので、きっちり釣り比べたりできるわけではありません。定量的客観的なデータ、などは夢のまた夢。

とは言え、筆者のルアーボックスには、「釣れるルアー」をそろえているつもりです。

なぜそんなことを言えるのかと言えば、……筆者は「釣れるルアーとは自分に合ったルアー」だと思っているからです(若干の開き直りも含みます)。

<編集部より>
山田Uさんは関東在住のおじさんバサー。
これまでには、スマホアプリを使いこなして
釣りの記録をつける方法をご紹介いただきました。
読んで実際に釣りの記録をつけ始めた!
という声も多い名物記事です。
こちらからお読みいただけます。

釣りにおける「感覚」、そしてその多様さ

この私的結論のベースに持っている考えは、下記のようになります。いずれも論理的な話ではないものの、しかしルアーを選ぶときに気になる要素です。

1)田辺哲男的 「コンフィデンス」が必要

一時期、プロ・アングラーの田辺哲男さんが、「コンフィデンス」という言葉をよく使っていました。訳せば、信頼、自信、確信、という感じでしょうか。つまり、そのルアーをその場所で使っていて、釣れると思えるかどうか。コンフィデンスを持てる状態で釣るのが重要だ、という指摘です。その言葉はさておき、誰もが感じている感覚ではないでしょうか。釣れるかどうか自信が持てない状態の釣りは、キャストもアクションも思考もおざなりになり、良い結果をもたらしません。

2)その場、その状況でいいリズムが作れるルアーは釣れる

コンフィデンスとも関連しますが、アングラーがしばしば口にする、「リズムが良い、悪い」というのも、筆者が重視するポイントです。根掛かりが多いルアーでは気持ちよく釣りをすることができません。広いエリアで、なんの目標もないピンスポットでちょこちょこと誘うのも、時間が掛かりすぎます。これは一例ですが、要はその場所、状況に適切なテンポで釣っているかどうか、という感覚です。

3)それぞれの人が持つ、「感覚」、という曖昧な要素

コンフィデンスもリズムも感覚の世界の話ですが、これは極めて曖昧な要素です。それ以外にも、そのスポットにたどり着いた理由、そのルアーを使うまでの思考の流れ、どうバスに口を使わせるかというイメージ……。すべてを感覚、という言葉でひとくくりにすると、これはもう、曖昧にして千差万別、ひとりひとりが違うものを持っている、と言っていい。

要は、「釣りとは感覚が重要で、そして皆がそれぞれに違った釣れる感覚を持っている」のではないか、ということです。だとすれば、その感覚をもとに割り出されるルアーは、当然、人それぞれ異なったものになる。誰かがおすすめするからと言って、違う感覚を持っている自分がそのルアーで釣れるとは限らない。つまり、「釣れるルアーとは自分に合ったルアーである」という結論にたどり着きます。

釣れるルアーを自分で見つける、ということ

もちろん初心者のうちは、何が釣れる感覚なのか、まったく想像もつかないでしょう。ゆえに、釣れる、という評判や、他人のおすすめに従うしかないかもしれません。そうして釣れる感覚をひとつひとつ積み上げていくのも、楽しいことです。各種のルアーランキングを眺めるのも楽しいことです。

ただ、そうした外部からの情報でとどまってしまっては、いまいち面白みに欠ける。単に用意された誰かの遊びをなぞっているだけでは、物足りない。そう筆者は思ってしまいます。

自分のデータや観察眼を活かして、より良い結果を得たい。気持ちよく釣りたい。それを積み上げていくのが面白い。経験を積み重ね、自分にとっての釣れるルアーを見いだし、このうえなく頼もしいボックスを作る。それが面白い。

確かに、実際に優れたルアーや、誰がどこで使っても釣れるルアーというのも存在するのだと思います。ゲーリーのワームがその代表格でしょうか。もちろんこれもありがたい存在です。筆者もバリバリ使っています。ただ、それにしても、なぜそのルアーが釣れるのかを自分なりに理解し、「とりあえずコレ」というよりも、「ココではコレだよね」という感覚で使いたい、と思います。

もう少し言えば、スタンダードなルアーで釣っていたら、釣果の方もスタンダードに収まってしまうかもしれない。それより、他の人を出し抜く、自分だけのスーパーシークレットを見つけたい。他の人が釣れない魚を釣りたい。……そんな夢も抱いています 🙂

筆者が自分にあったルアーを探す方法

では、自分に合ったルアーをどう探すのか、という私論を述べてみたいと思います。ご参考まで。

以前書いた、ノートを頼りに経験する・考えるというのはベースとしてあります。もちろん釣りに多くの時間を使うことも条件です。

さらに、ということで言えば、ある一日を、同じルアーだけで過ごしてみる、という試みも行います。「クリスタルS」というような銘柄指定でもいいですし、「クランクベイトのみ」とカテゴリーで切ってもいいでしょう。一日をやりきることで、そのルアーに対する理解を深め、非常に多くのことに気づくことができます。使い込むことで、そのルアーがどんな場所でどう機能するのかをより深く知ることができます。また、釣れるタイミングを感じることができたり、飛距離やスナッグレス性や潜行深度が明確になったりもします。

時々、予算を決めて普段なら使う気にならないルアーを買ってみたりもします。あえて流行に乗ってみたり、使ったことのない「定番」を試してみたり。これは上記とは逆で、経験の幅を広げることに役立ちます。中古でコストを抑えてもいいでしょうし、仲間と、ボックスを交換してみるのも面白いイベントになります。ロストには気をつかいますから、二軍ボックスでもいいかもしれません。

自分の感覚に従ってみる、というのも重要です。今、はやらないルアーでも、自分のフィーリングが呼んでいたら、試してみる。

少し分かりづらいので例を挙げれば……、最近、シャローカバー撃ちのルアーは、比重が高めで、水を大きく動かすホッグ系のルアーが人気だと思います。実際に使いやすいですし、釣れます。しかし、筆者はあえて低比重・高浮力のすらっとしたワームを使うことがあります。例えば、かつて一世を風靡したカリフォルニアワームのパドルテイルです。これをテキサスリグにして、ピンスポットに落とし、少し待ってから1アクション。リグのバランスもありますが、テールを上げ気味にしてグネリ、プルプルと、ボトムをつつくハゼ類のような、実に釣れそうなアクションをしてくれます。今ではみんなはあまり言わないけど、このイメージが欲しいから、使います(筆者が時代遅れなだけ、とも)。

一言でまとめれば、多様な経験をすること、と言えるでしょうか。常識や誰かが言ったことにとらわれず、広く、深くルアーを体感してみる。考えてみる。こうして積み重ねた感覚が、「釣れる」につながります。他人がどう言おうとも、自分にとって「釣れる」ルアーになります。

◆ ◆ ◆

古くから、芸事の世界では「守破離」といいます。初めは師匠の言うことを守り、経験を積んだら教えを破ってみて、最終的には師匠のもとを離れ、自分の流派を作る。

あるいは、科学の世界でも「巨人の肩に乗る」と言います。先人の知恵を借り、その肩に乗ってさらに遠くを見る、目指す。

初めはモノマネだとしても、単に誰かの経験を追体験するだけでなく、自分で考えて、深く楽しむ。せっかくのバス釣りという素晴らしい遊びをするなら、筆者はその道を行きたい。そんなふうに考えています。

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うって変わって、バスの生態からルアーを選択を考えてみるのはいかがでしょう?

書いた人

山田 U
東京在住オジさんバサー。釣りは6歳から。でも下手の横好き。バスは河口湖育ち、現在のホームは霞ヶ浦、北浦。CCRを聞きながら水郷へ向かうのが好き。フェイバリットルアーはビッグバド。

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