
【随時更新】バスのベイトになっていると判明した生き物図鑑
マッチザベイト、という考え方のためには、ベイトの生態を知ることが何より大事。そして、普段食っているベイトを使えばスレにくいという報告もあります。
▽マッチザベイトでスレないの?と思った方へ。
さて、ここでは、過去の記事で紹介した論文で「バスのベイトになっている」ことがわかったものを動画とともにご紹介。色や形、動きなどにも注目して、じっくりご覧ください!
魚類
ヌマチチブ
他のハゼ類と比較して太く短い体形をしている。頭部は丸く胴体も円筒形だが、尾部は側扁する。口は大きく、両顎には細かい歯が2列に並ぶ
転石やコンクリートブロックのある隠れ場所の多い区間を好み、空き缶やパイプなどゴミの中の空間に潜んでいることもある。
ヨシノボリ類
成魚の体長はどの種類も5-10cm前後である。体の模様は種間でさまざまな変異が見られるが、頭部には赤褐色の線が入るものが多い。
吸盤状の腹鰭で川底の石や護岸にはりつくことができ、種類によっては水流が速い渓流にも生息する。これらの未成魚が川を遡上するときなどは、流れの横の濡れた岩場をさかのぼることもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%8E%E3%83%9C%E3%83%AA
「釣り工学」の記事「バスが釣れない時はボトムを攻めよ!?」で紹介した論文では、山梨県の西湖において、メインベイトがヌマチチブであった、という報告があります。そして、そのすぐ近くの精進湖におけるメインベイトがヨシノボリでした。
アユ(コアユ)
成魚の全長は30cmに達するが、地域差や個体差があり、10cmほどで性成熟するものもいる。若魚は全身が灰緑色で背鰭が黒、胸びれの後方に大きな黄色の楕円形斑が一つある。秋に性成熟すると橙色と黒の婚姻色が発現する。
河川に遡上しないコアユは、餌としてミジンコ類を主に捕食する。
「琵琶湖周辺のバスが食べているものを調べて見た」で紹介した研究では、魚の中ではアユがたくさん食われていることがわかりました。
甲殻類(エビ等)
スジエビ
昼間は石の下や水草、抽水植物の茂みの中にひそみ、夜になると動きだす。
繁殖期は春から秋までで、初夏に盛んに産卵する。交尾行動は夕方から夜間で交尾を終えたメスは直径1mm-2mmほどの緑褐色の卵を複数回に分けて産卵する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B8%E3%82%A8%E3%83%
琵琶湖のバスがよく食っている他、西湖での調査でもベイトになっていることがわかっています。
どちらの調査でも、近縁のヌマエビはベイトになっていることが確かめられなかったのが興味深いポイントですね。