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伝説のルアービルダー 高洲敏春さん

【Kickstarter】ATTIC・高洲 敏春さんModel Zeroコメント

さて、スマートルアー社のKickstarter、Model Zeroプロジェクト。これまで、
デザイナー・Kuroda氏によるルアー解説
「言いだしっぺ」おかむら氏によるIoT機能の解説
……をお伝えしてきました。

さらこれに加え、ルアーの監修を引き受けてくれたルアービルダー・高洲 敏春さんのコメントをお届けします。

高洲さんと言えば、ビルダー歴40年のレジェンド。ルアーの「釣れる感覚」が体に染みついた、言わば経験の塊です。そんな人にとって、ある意味真逆に位置するスマートルアーのコンセプトは、どう見えるのでしょうか。

⇒ATTICウェブサイト
https://www.attic.ne.jp

⇒スマートルアー社のKickstarter全訳記事はこちら↓
【Kickstarter全訳】smartLure Model Zero – ビッグデータで“釣りの秘密”を解き明かす世界初のIoTルアー

初めてこのセンサー入りルアーの話を聞いたときは、「そんなもん誰も買わへんわ」(笑)。

でも、ちょうどその時、今の時代、何が大化けするかわからない時代だという感覚があったタイミングだったんです。どうなるかわからないから、いっぺん話を聞いてみようか、乗っかってみようか、という感じで始まりました。

この業界にいて、ルアービルダーを40年やってると、いろいろ見えてしまう。でも、一方でそうじゃないことも起こるようになってきた。固定概念にとらわれず、今までとはぜんぜん違うことを、自分で全部考えてやっていこう、という感じですね。

伝説のルアービルダー 高洲敏春さん

 

Model Zeroに関しては、プロダクトデザイナーのKurodaさんと共同作業。Kurodaさんがベースのコンセプトを作って、それを僕がちゃんとしたルアーにする、というのが主な役割分担です。

だから、僕のなかにある「釣れる」コンセプトではない。僕のコンセプトは、違う方向性です。

でも、初めの段階から年月が経ちました。長いこと同じモノをみていると、いいところもわるいところも目立ってくる。悪いものなら、ブサイクやなあとかこれはもうちょっとこうした方がええなあ、って。でもModel Zeroに関しては、今の時点で見てみても落ち着いているので、デザイン的にはええんちゃいますか。

もちろん、センサーの大きさが変わったりしているので、もうちょっと絞り込めるなあ、とか改良する余地はありますけどね、ベースはいい。

最終的にはどんなルアーでも、ストレスとトラブルがないのが一番いいですよ。例えば引きおもりがめっちゃあるとか、バックラッシュしまくるとか、そういうことがなくてノントラブル・ノンストレスでまき続けられれば、釣れるチャンスも増えるわけです。

このModel Zeroも、そういう調整はしています。リップの大きさとか角度とか、ボディの前後のバランスを考えて飛行姿勢を整えて、とか。いろんな人にテストしてもらってます。僕ひとりでやるよりも、10人に使ってもらうほうが、ようけデータを取れるじゃないですか。

そういう意味では、センサー部分があることの制約も同じで、Kurodaさんやらその他の開発メンバーの方の意見も入れながら、現場監督的にまとめる、みんなに納得させる、というのが僕がやったことです。

……今の時代、バス釣りする人は、他人の情報で動き過ぎでは、と思ったりします。本に書いてあったとかYouTubeで誰かが言ってた、とか。そういうものを、自分の知識みたいに勘違いして、ほんで、しゃべる。そしたらみんな結局同じ意見になるんですよ。もちろんみなさんまじめに情報を作ってると思うでんですけど、でもそれを受け取った人に役立つ知識なのかというと……。

そういう意味では、センサー入りのルアーで何かわかるんなら、初めに言ったとおり、何がどうバケるかわかりません。使ってみてもええんちゃいますか。(談)

 

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